最初にお伝えしたいこと

2016-01-01

STAGEMIND とは造語です。

音楽、演劇、ダンス、ミュージカル、イベント、あらゆる表現に関わる舞台のスタッフには、少なからず、
その表現者、舞台、作品に対する何かしらの想いや愛情があるでしょうし、持つべきだと考えます。
私達の様な、ステージに関わる裏方個人が併せ持つ精神の代名詞として考えました。

ここで言うステージとは、多種多様のケースがあります。物理的な舞台は勿論のこと、人生における
様々なステージまで全てを含みます。

舞台には魂が宿っているとします。少なくとも私はそう考えます。
ステージで何らかの表現をする個人(ここからはアーティストと呼びます)も当然の如く魂を持っています。その表現を伝えるための手段として我々スタッフが存在する訳ですが、果たして魂を持たずに舞台に向かって良いのでしょうか?

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例えば、ただ無機質に何かのシステムスイッチを ON するだけで伝える表現と、アーティストとの共通意識を持って臨む表現では、雲泥の差があると考えます。我々スタッフのひとつひとつの動作や想いが、表現者の魂とリンクすることにより、互いを芸術家として認め合ったうえでの共同作業となります。

つまり、私達も芸術家なのです。そうでなければいけないと信じていますし、そうあるために努力をします。

私達はアーティストの表現に立ち向かう時、決まりきったシステムが無ければ何も出来ないのではなく、
与えられた環境で自分に何が出来るか、自分にしか出来ない事でその作品のために何が出来るのか、を考え抜きます。

STAGEMIND はそういった信念を持つ裏方集団でありたい、と思います。
そして今までもこれからも、私は舞台のことが気になって気になってしょうがないのです。

だから STAGEMIND なのです。

2011年3月 記
STAGEMIND 株式会社 代表 梶野泰範