相変わらずのスローペース更新
前回の更新から既に10ヶ月が経ってしまいました…
気付けばアクセスカウンターも地道に6万5千を超えまして、チェックしてくださっている方にはあまりの更新の無さにあきれている方もいらっしゃるかと…(^^;;
今年も相変わらず駆け抜けて行きました。
実はステージマインド、ひっそりとある節目を迎えて、来年から新たな局面を迎えます。
改めてご報告をさせていただきますので、皆様引き続きよろしくお願い申し上げます。
Facebookなんかもやっているのですが、あまりにも代表の個人的見解も入っているので、あまりこのwebと連携は取っておりません。
が。
この節目として良い機会かなーと思いまして、最近書いた記事をそのままこのブログに転載しておこうと思います。
Facebookで繋がっていない方には何のことやらさっぱりな記事かと思いますので補足しますと、数年前からお世話になっているプロジェクトで先日インドネシア→ラオス→マレーシアと回ってきました。
こんなプロジェクトです。
http://www.oneasia-jc.net
色々な想いが詰まったツアーだったので、書いてみました。
——–転載ここから
帰国しました。
少しだけ落ち着いたので自分の確認と整理のために長文書きます。
ええ。長文ですとも。長文過ぎていつものなんちゃって英訳は出来ません(>_<)
今回のツアーでメインになった会場はラオス。
ラオス。好きです。
20歳で音響会社に入社して、11年間沢山の方にお世話になり、その後会社を辞めてフリーランスとして活動を開始しました。
フリーランスになった初年度、初めての海外仕事がフィリピン、タイ、ラオスの3ヶ国を周る仕事。
色んな刺激を受けて、打ちのめされつつも本当に素晴らしい経験を得ると同時に、意識改革をせざるを得ませんでした。
今思えば、自分の今のスタンスはこの時受けた刺激や考え方から構築されていったのだと思います。
そのツアーアーティストは津軽三味線DUO「新田親子」のお二人。
北海道が誇る最強の津軽三味線ユニットです。
フリーランスになったばかりで仕事は無いが時間はある、と言う状況だったので自分から一方的に「ツアーに連れて行ってください」とお願いしたらあっさり断られましたが、ある日突然「やっぱり行くか?」と声をかけていただき、大喜びでその場で手続き用のパスポートを渡しました。
そのツアーの制作はステーションという会社の「田村光男」さん。
その後の私の人生を大きく揺さぶってくれた方です。
とにかく大きな方でした。
私が一生かかっても恩を返しきれない恩師であるこの方達との初めての海外ツアーは、本当に色んなハプニングや予想外の展開が満載でしたが、それ以上に感動と刺激をもらいました。
幸運な事に、この時私は外への扉を開くことが出来たのです。
扉は開かれているのではなくて、自分で勇気を持って開く事が大事だと言う事に気付かせてもらいました。
その場で起こった事を受け入れて、その環境の中で最大限何が出来るか、ということを考え行動するチカラをもらいました。
11年前に訪れたラオスは首都ビエンチャンに信号がまだ1台しか無く、道路は空港周辺以外は全て土。
物凄くのどかで、人もやさしく、笑顔がステキで、のんびりした空気が漂っていました。
じっとりと暑い夕方、メコン川沿いの木で出来たテラスで時々鳥の声とビアラオを飲む音だけが聴こえるくらいの静寂の中、ものすごい大きな夕日がゆっくりと大河に沈んで行くのを眺めながら飲んだビアラオの美味さと、あの夕日が本当に忘れられないのです。
新田親子のコンサートも現地のロックバンドとバンコクのアイドルグループとの共演含め、大盛況。
終演後、サインを求めて舞台に殺到するお客様が、あまりの興奮状態でサイン待ちの行列にしびれを切らしたのか、なぜかPAブースにも殺到。
生まれて初めて音響オペレーターとしてお客様にサインしました。
大きく「音響」って漢字で書いてやりました(笑)
人は「やりたい」ことを「やりたい」って思い続けると叶う確率が上がります。
帰国後またラオスに行きたいなーって思ってたらまたチャンスが訪れました。
2010年11月。
25絃筝奏者の「かりん」さんのツアーで、バンドメンバーは尺八奏者「小濱明人」さん、ピアノ「石塚まみ」さん、パーカッション「AKI-RA sunrise」さんという、これまた豪華メンバー。
2度目のラオスも、人に癒され、ビアラオに癒され、おいしい食事に癒され、素晴らしい音楽に包まれ、最高の時間を過ごしました。
こんな経験をさせてもらっていて、ラオスを好きにならないワケが無い!!
さて、前置きが長くなりましたが。
実は今年、自分自身の中では節目の年でした。
20歳でこの世界に飛び込み11年間会社にお世話になった後に独立。
フリーランスでの活動を始めて今年で11年。
この11年と言う不思議な周期のタイミングでラオス行きが決まりました。
初めて行った海外ツアーで訪れたあのラオスに行くということは、神様が
「この節目で色々と見直して再確認して来いや!そしてこれからも頑張ってみろや!」
と言っている気がしてならないのです。
AUN Jクラシックオーケストラの皆さんに関わらせて頂ける様になってもう3年半。
One Asia クラシックオーケストラという形で展開するこのプロジェクトも年々大きくなり、壮大な物になっています。
色々とシステムも複雑化して、これが無くては出来ない、あれが無いと難しい、などなど、自分の考え方も凝り固まって来ていたのかもしれません。
そんな中、ラオスに入って劇場を見た途端「俺ココ来た事ある!」と思わず叫びました。
打合せ資料で事前に情報はあったにしても、まさか11年前に来た同じ劇場だとは夢にも思わず、来てビックリ!
やっぱりこれは神様が「このタイミングで原点回帰したら良いんじゃねーの?」と言ってるとしか思えない訳ですよ。
ラオス滞在中は、色んな事が走馬灯の様に駆け巡り、泣きそうになりながら、でもめちゃめちゃ大変で、でも素晴らしいコンサートで、大感動で、もう何が何だかわからない感じで駆け抜けました。
田村さんの形見のキーホルダーも連れて来て、本当に良かった。
AUN Jの皆さん、服部さん、古川さん、西山さん、柳田さん、長屋さん、などなど他にも名前が書ききれないたくさんの関係各位への感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん、インドネシア、マレーシアの方達にもたくさんお世話になり、素晴らしい経験をすることができて大感謝です。
マレーシアは初めてだったので、これで37ヶ国目達成!
ヽ(´∇`)ノ
さて。
帰国して少し落ち着いたとは言え、まだプロジェクトは終わってません。むしろ現在進行中!!
(バンコクで演奏真っ只中のAUN Jメンバーもいる中で勝手に落ち着いちゃってすいません(^^;;)
年末の特別番組に向けての音源ミックスや、来年に向けての準備も進めなきゃ!!
皆さん番組見てください。お願いします!
そして俺はとにかく年末を乗り切ろう!
————転載ここまで。
というわけで、残り少ない2015も頑張りたいと思います!!