2011年 2月10〜11日「ベオグラード国立劇場」

2011-02-10

まず最初の国セルビア。
首都ベオグラードにある国立劇場の大ホールでの公演と障害者施設でのミニコンサート、センタと言う街にある劇場での公演の計3か所で行われた。

セルビア滞在中の3日間で、会場下見打ち合わせ、テレビ局やラジオ局などの取材、情報番組への出演、そして仕込み、リハーサル、本番を全てこなさなくてはならない。
ミュージシャンにとっては、かなりタイトなスケジュールだったと思うのだが、全てをテキパキとこなす和力のメンバーは正直スゴイ。
そんなメンバー達に、最良の状態で公演に挑んでもらうために、我々スタッフも必至である。

2/10

朝一でテレビ番組出演を終えて、早速公演会場下見と打ち合わせに入るのだが、その時間も限られている。
聞くところによると、午後からはバレエ「眠れる森の美女」が行われるそうだ。
しかもまだ何も仕込まれていない。
明日は和力の公演本番。
劇場側も、大胆なスケジュール構成をしたもんだ。

そんな中、下見と打ち合わせは怒涛の様に行われる…と思いきやそうでもない。
まずはカプチーノorエスプレッソを飲みながら、のんびりと始まる。
現地の人達にとって、打ち合わせイコール「お茶飲みながらじっくりと」が基本なのだ。
じっくりとお茶を楽しんだ後、やっと下見。
とっても素敵な劇場である。
ベオグラード国立劇場
卓はLS9/32で、アウトのシステムはメーカー不明のサイドカラムとプロセ。
軽く音出しをさせてもらって早々に立ち去る。
現時点で足りない機材もあるが、ま、何とかなるか。

夜は障害者施設訪問ミニコンサート。
こちらも大変喜ばれ、大成功だった。

2/11

今朝もテレビ出演から始まる。
Pink TVと言う名前の局で、日本で言うフジテレビ的な存在らしい。
それにしてもスゴイ名前だ。
生出演を終え、いよいよ劇場での本格的な仕込み開始。
現地のPAカンパニーに不足機材を発注し、怒涛の仕込みが進んでいく。
サイドのモニタースピーカーのタッパを上げるための台が無くて
その辺にあったなんぞ使ってみる。
樽

そんなこんなで、何とかリハーサルも終了。
たくさんのお客さんを迎えて、本番も大成功!!
現地スタッフに感謝!!
local_staftheatre_staff

和力の舞台は言葉では語りつくせない力を持っている。
どんな国へ行っても言葉の壁はあるが
音楽には国境は無いのだ。うん。

つづく。